【Hyper-V/Windows Server 2025】 構築・設定・操作手順まとめ

Windows Server 2025 の Hyper-V で、ホストのインストールからネットワーク、3Tier 構成(iSCSI+MPIO の共有ストレージとフェールオーバー クラスタ)、仮想マシンの作成と操作、HCI 構成(記憶域スペース ダイレクト)までの手順をまとめました。手順はマイクロソフトの公式ドキュメント(Hyper-V on Windows Server、Failover Clustering、Storage Spaces Direct)に沿っており、検証環境で実際に操作して画面を撮っています。

目次

手順の一覧

No.記事内容
1インストール手順Windows Server 2025 のインストール、sconfig、役割と機能(Hyper-V・Failover Clustering・Multipath I/O)、ドメインへの参加
2ネットワーク設定手順外部仮想スイッチ、Switch Embedded Teaming(SET)、管理 OS の仮想 NIC(ライブ マイグレーション・SMB)
33Tier 構成:iSCSI+MPIO の設定手順MPIO、iSCSI イニシエーターでの 2 経路の接続、マルチパスの確認とディスクの準備
43Tier 構成:フェールオーバー クラスタの作成手順構成の検証、クラスタの作成、監視ディスク、CSV、クラスタ ネットワークとライブ マイグレーションの設定
53Tier 構成:クラスタでの仮想マシンの作成と操作高可用性の仮想マシンの作成、Linux 用のセキュア ブート、ライブ マイグレーション、ノード障害時のフェールオーバー、iSCSI の経路障害
6HCI 構成:記憶域スペース ダイレクト(S2D)クラスタの構築手順3Tier からの切り替え、ディスクの確認、ストレージ ネットワークの冗長化、S2D の検証、ファイル共有監視、S2D の有効化、ボリュームの作成
7HCI 構成:S2D での仮想マシンの作成と障害時の動作確認S2D 上の仮想マシン、ライブ マイグレーション、ストレージ用の物理 NIC の故障、ノードの停止と再同期

検証環境

項目内容
Hyper-V ホストWindows Server 2025 Datacenter(評価版)× 3 台。Proxmox VE 上の仮想マシン(入れ子の仮想化)
ドメインhvdoc.local(ドメイン コントローラー 1 台)
ネットワーク各ホスト NIC 5 枚(管理・iSCSI 2 経路・SET 用 2 枚)
3Tier のストレージLinux(LIO)の iSCSI ターゲット、ポータル 2 つ(別サブネット)、LUN 2 つ(CSV 用 100 GB・監視用 2 GB)
HCI のストレージS2D、各ホストに SSD 40 GB × 4 本(合計 12 本)、3 方向ミラー
確認した日2026 年 10 月 17 日

検証で測った値(参考)

入れ子の仮想化の環境での値です。実機の性能の目安にはなりません。

項目3Tier(iSCSI)HCI(S2D)
ライブ マイグレーション約 70 秒、停止時間 1.5 秒、ping の欠落 7 回(0.2 秒間隔)約 29 秒、停止時間 3.5 秒、ping の欠落 15 回
ノードの停止から仮想マシンの応答まで(既定の設定)316 秒(分離状態での待ち 240 秒を含む)315 秒
同上(ResiliencyLevel=1)70 秒-
ストレージの経路・NIC の 1 本の故障iSCSI の経路が 1 本になり、I/O は継続SET の物理 NIC が 1 本になり、ping の欠落なし、I/O は継続
ノードの復旧後のデータの再同期-約 4 分で全ボリュームが Healthy
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