Proxmox VE 9.2 の構築から日常の操作、クラスタと HA までの手順をまとめました。上から順に進めると、3 台のノードで HA を組んだ環境ができます。すべての手順は Proxmox 公式の管理ガイド(Proxmox VE Administration Guide)に沿っており、検証環境で実際に操作して画面を撮っています。
目次
手順の一覧
| No. | 記事 | 内容 |
|---|---|---|
| 1 | インストール手順 | ISO の入手、インストーラーの各画面の設定、Web UI へのログイン |
| 2 | 初期設定手順(リポジトリ設定・アップデート) | No-Subscription リポジトリへの切り替え、パッケージの更新、DNS と時刻の確認 |
| 3 | ネットワーク・ストレージ設定手順 | Linux ブリッジの追加、ISO イメージの取り込み、NFS ストレージの追加 |
| 4 | 仮想マシン作成手順 | 仮想マシンの作成ウィザードの各タブの設定、起動とコンソール |
| 5 | 仮想マシンの基本操作手順 | 起動・停止、ハードウェア、スナップショット、クローン、テンプレート |
| 6 | バックアップ・リストア手順 | 手動バックアップ、リストア、定期バックアップのジョブ |
| 7 | クラスタ構築手順 | 3 台のノードでクラスタを作成・参加 |
| 8 | ライブマイグレーション・HA 設定手順 | 共有ストレージへのディスク移動、ライブマイグレーション、HA とノード障害時の自動起動 |
3Tier 構成(外部の共有ストレージ+冗長化したネットワーク)
| No. | 記事 | 内容 |
|---|---|---|
| 9 | 3Tier 構成の準備(NIC 名の固定・ストレージ用ネットワーク・corosync の冗長化) | NIC 名の固定、iSCSI 用の 2 系統のネットワーク、corosync の Link 1 の追加 |
| 10 | 3Tier 構成:iSCSI+マルチパスの共有ストレージ設定手順 | iSCSI の 2 経路の接続、マルチパス、共有 LVM、ディスクの移動、経路の障害の確認 |
HCI 構成(Ceph+冗長化したネットワーク)
| No. | 記事 | 内容 |
|---|---|---|
| 11 | HCI 構成:冗長化したネットワークで Ceph を構築する手順 | ボンド(active-backup)、Ceph のインストール、MON・MGR・OSD・プール、ディスクの移動、NIC の故障と OSD の停止の確認 |
HCI 構成の記事は、3Tier 構成の準備(No.9)で行った NIC 名の固定と corosync の冗長化を前提にしています。
検証環境
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Proxmox VE | 9.2(ISO:proxmox-ve_9.2-1.iso、更新後 9.2.21) |
| ノード | 3 台(pve01 / pve02 / pve03)。Proxmox VE 上の仮想マシン(入れ子の仮想化)で、各 4 vCPU・メモリ 6〜8 GB |
| 共有ストレージ | NFS サーバー(Rocky Linux 9)。3Tier 構成では同じサーバーの iSCSI ターゲット(LIO、ポータル 2 つ)、HCI 構成では Ceph 20.2(各ノード OSD 1 つ) |
| 確認した日 | 2026 年 10 月 16 日 |