【Nutanix CE 2.1(AOS 6.8.1)】 構築・設定・操作手順まとめ

Nutanix Community Edition(CE)2.1(AOS 6.8.1・AHV)で、3 台のノードへのインストールから、3 ノード クラスタ(RF2)の作成、仮想スイッチのボンディング、仮想マシンの作成と操作(ライブ マイグレーション・NIC 障害・HA)までの手順をまとめました。手順は Nutanix の公式ドキュメントに沿っており、検証環境で実際に操作して画面を撮っています。

目次

手順の一覧

No.記事内容
1インストールと 3 ノード クラスタの作成・Prism の初期設定CE インストーラー(ディスクの用途・IP)、cluster create、Prism の初回ログイン(NEXT アカウント)
2仮想スイッチのボンディングとサブネット・ストレージの確認vs0 を Active-Backup に、サブネット vm-lan、ストレージ コンテナーと RF
3仮想マシンの作成・ライブ マイグレーション・NIC 障害・HAイメージ、仮想マシン(cloud-init)、Migrate、ボンドの片側断、ノードの電源断

構成について(3Tier/HCI)

Nutanix は、各ノードの CVM がノードのディスクを束ねる HCI だけの製品です(AHV の仮想マシンのディスクは CVM の分散ストレージに置かれます)。外部の共有ストレージを仮想マシンのディスクとして使う 3Tier の構成はとらないため、この連載では HCI の手順だけを扱います。CVM どうしのストレージの通信は仮想スイッチ vs0 に載るため、vs0 のアップリンクを 2 本のボンド(Active-Backup)にして冗長化しました。

検証環境

項目内容
Nutanix CE2.1(AOS 6.8.1、AHV 20230302.101026、phoenix 5.6.1)
ノード3 台。Proxmox VE 上の仮想マシン(入れ子の仮想化、公式サポート外)、各 8 vCPU・32 GB・ディスク 64 GB+250 GB(SSD)+500 GB、NIC 2 本
クラスタhvinv-ntx3(RF2)、仮想 IP 192.168.1.68
仮想マシンRocky Linux 9 GenericCloud、1 vCPU・1 GB
確認した日2026 年 10 月 22 日(インストールとクラスタの作成は 10 月 15 日)

検証で測った値(参考)

項目結果
ライブ マイグレーション15〜19 秒、ping の欠落なし(3 回)
ボンドの片側の NIC 障害書き込み継続、ping の途切れ 1.7 秒
ノードの電源断(HA)134 秒で別のホストで起動、171 秒で ping 応答
ノードの復旧電源投入から 427 秒で耐障害性(ノード 1 台)が回復

注意点

  • CE の Prism は、初回ログインで Nutanix のコミュニティ(NEXT)アカウントの入力が必須で、インターネット接続が必要です。
  • 入れ子の仮想環境では CVM が hung_task でパニックすることがあります(回避策はインストールの記事)。
  • 仮想スイッチの変更(Standard)とローリング再起動は、ホストを 1 台ずつメンテナンス モードにして進むため、3 台で 15 分ほどかかります。
  • cloud-init で固定 IP にするときは、cloud-init が作る DHCP の接続に注意してください(仮想マシンの記事)。
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